出会う

人と人の出会い。

釈尊の法理から言えば、出会いは“必然”であるらしい。
過去世に因し、今世で縁を為す。
曰く、因縁。

過去世の縁が因となり、今世でまた縁する。
今世の縁は、また来世の縁の因となる。らしい・・・

愛弟子Ｔが手を離した新築住宅の竣工が３月で、引渡前の内覧会に沢山の方々が来られた。
設計者Ｔ先生の、ご友人の設計事務所の先生方も多数来られた。
そのうちの殆どの先生から私に、『名刺を頂けますか？』と求めて頂いた。
面映く･･･戸惑いながら名刺交換をさせて頂いた。

それから５ヶ月。
先日、その内の一人の先生から連絡を頂き、先生の事務所へ伺った。

２時間にわたり、案件の打合せと世間話。
Ｏ先生の優しい人柄と懐深き人格に触れ、話すうちに旧知の間柄の様な錯覚すら覚えた。
価値観が似通っている事に嬉しさを感じ、『出会い』は“必然”という事を思いだした。

たおやかな　成熟された優しさを内に持ってられる方。
あの物件の労苦は、このＯ先生との出会いで昇華されたかも知れない。

心の底から“長くお付合いをしたい”
と思える方との出会いが希少であるならば、この出会いは何ものにも換えがたい。

出会う　ということに対し、少し受け留め方が変わった気がする。

一期一会
という言葉に内包される意味には遠く及ばないが、
出会うことの意味深さがすこ～しだけ分かった気がする。

遠く及ばない･･･
が　しかし、過ぎたるは なお およばざるが如し　からいえば･･･
今はまだ、“およばない”方が　いいのだと思う。

その方が　伸びしろ　がある
満ちしろ　が残されてる

しかし･･･伸びぬまま　満ちぬまま　で　人生が終わったら･･･どうしようwwww