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Channel: 建築の色・モノ・形
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弟子

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昨年の11月のある日
『もう仕事が出来ません。辞めさせてください。』
と、指導薫陶をしてきた愛弟子Tからの言葉。

青天の霹靂

長年の体調不良により、“鬱”状態となっていた。

その日は、Tのお兄さんのお店の工事を着工して2日目。
社の工事としてではなく、身内ゆえ採算度外視でTにさせていた工事。
一切の打合せは、当人と当人の兄+デザイナーで進めていた工事。
それすらも放り出してしまう程の“鬱”状態だった。

『泣く子は 親がさばけ』という言葉。
子供のお尻は、親が拭いてやるのが義務。
引継ぎが出来るわけもなく、新築現場と店舗の工事を担当。

ショックだったのは、
Tがその様な精神状態になるまでケアをしてやれてなかった事。
彼がそんな状態になったのは、私の未熟なるがゆえ。

彼がそこに至るまで、
どれだけの時間 
苦悩したのか・・・
眠れぬ夜があったのか・・・

傍に居ながら、その悩みの深さを分かってやれていなかった。
彼の事を、なにも分かっていなかった自分自身。
分かっているつもりでしかなかった・・・


過去のブログで、もっともらしいことを綴っている自分が恥ずかしい。
それから7ヶ月・・・言葉が出てこなかった 書けなかった。


今 見えているもの

それは ものの全てではなく 見えていないところのほうが多い

見えているつもり で しかない のかもしれない

見えるものばかりに頼らず、感じ取る事

ん?
そういえば
燃えよドラゴンで ブルース・リーが 『考えるな 感じるんだ』と・・・
お・・・奥深いwww

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