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Channel: 建築の色・モノ・形
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不謹慎なひとりごと

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東日本大震災 
亡くなられた方々は元より、避難生活を余儀なくされて塗炭の苦しみを身に受けてられる大勢の人。
それはもう大変なご苦労だと…思う。

『思う』だけで、本当の辛さは分からない。
経験が無いのだから、『分かったつもり 分かった気分』でしか無い。のではないか?
『つもり 気分』が横行する現状。
メディアは連日『つもり 気分』によるヒューマニズムを元に、さもそれが正義が如く報道を垂れ流す。

その報道に関る何人の人が、“家財家財を一瞬に失った 肉親縁者を亡くした”経験があるのだろう。

孫を亡くした老夫婦に焦点をあて、それが老夫婦を癒せるのだろうか?
より多くの人に“この悲しみを知ってもらうべく”的報道が、何か意味を為すのだろうか?
客観的に冷静に“ソレ”を見ている人がいて、そこに焦点をあててはいまいか?
“お涙ちょうだい”的視点。

メディアは、日本国中に“大変だ大変だ”と囃し立てて、“一大イベント”に祀り上げている気がする。
『分かったつもり 分かった気分』を、日本全土に蔓延させている。
おそらく、ゴールデンウィーク後あたりから、メディアの報道は減少して行くのだろうと思う。
報道も『気分』でやっているのだから…
変な安っぽいヒューマニズム と、ネジくれた私は思う。

『がんばろう日本』等々、びみょ~に違うのではないか?
不謹慎な言い方になるが、震災は東北地方の一地方のことであり 日本は元気だ。
日本が大変なのではなく、東北地方が大変なだけではないのか?
『がんばろう東北 東日本』であるはずが、なぜ…日本全体となる?

グローバルな視野にたてば、世界中で“悲惨”な場所や地域がある。
生まれてからずっと紛争の中で生きている人達、何百何十万人と居る。
瓦礫や廃屋の中で生まれ育って来た人も、何十万人も居る。
小さな低い目線で見れば、日本の至る所にも“悲惨”は存在する。
一生懸命働きに働いて、ある日突然職を失う 会社を維持出来なくなってしまい路頭に迷う。

震災で資材調達が出来ず、建築工事を進めれなくなり資金繰りに行き詰り倒産。
というところも出始めている。
“つもり 気分”による過大報道で、立ち行かなくなっている飲食店も多い。

被害の無い地方の我々は、震災報道に流されてはいけないのでは?
日本全国、震災報道という津波に呑みこまれている様な気がする。

かなり以前のテレビドラマで、『同情するなら 金をくれ』というフレーズ。
『同情』は、当人にとって何の意味も為さない。


甚だ 不謹慎 偏った 内容 ご容赦ください。

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